今回ご紹介するのはメディコムトイ「マフェックス」スパイダーマン(コミックバージョン)(Mafex Spider-man ver.Comic)です。約6インチサイズアクションフィギュアの中で自分が思う最高の“あなたの親愛なる隣人”スパイダーマンです。個人的な印象ですが、映画のキャラクターを中心に展開し、S.H.Figuarts・figmaに大きく差を空けられていたMAFEXが、アメコミキャラの発売という大きな7転換期となった商品だと記憶しています。以降、最高級マーベルレジェンドとしてアメコミファンから高い評価を得ています。
PACKAGE〈パッケージ〉
ブリスターから実物が見えるパッケージ。正面には「こんなに動くんだぜー!」って写真とコミックタイトルの「the AMAZING SPEDER-MAN」を掲載。左上の長方形がアメコミっぽくて良いですね。
裏面には付属品の紹介と商品写真。ちなみに中には取り扱い説明書はなく、何をどのように使うかはこの写真だけが頼りです。全体は赤+青+黒でキャラクターのイメージカラーで統一。
ご覧の通り、豊富な付属品が目を引きます。
BODY〈本体〉
スラっと言うよりヒョロっとした細身のスタイル。装飾も何もないシンプルなスタイルですがチープにならないよう、蜘蛛の巣模様はしっかりとディテールが掘られスミ入れもされています。胸の蜘蛛のマークも背中のマークも立体的に造形されています。赤&青は渋めのカラーリングで筋肉造形に合わせてシャドーが吹かれています。
後述しますが抜群の可動性を確保しながらも、素立ち状態でも違和感が無いよう上手く筋肉造形が活かされています。そんな親愛なる隣人のご尊顔がこちら
目が大きく、一部で言われているようトッド・マクファーレンの描くスパイダーマンの立体化と言った感じでかっこいいです。ちゃんと眉間は凹み鼻の辺りは凸っています。もちろん目の黒フチ部分、白い部分も立体的に造形されています。
OPTION〈付属品〉
付属品は豊富で替えの頭部が2種類。
1つ目はおそらく睨み顔?だと思われます。大きな目がキリっと少し閉じた状態の頭部です。こちらを通常頭部としても問題ないと思える位、普通にスパイダーマンの顔です。逆に通常頭部の目がいかに大きいのかがよく分かります。自分もこちらを通常頭部として飾っています。
次に素顔のピーター・パーカーの頭部。かなり男前なピーターですね。こちらは首も半分マスクがない状態のものを首から丸っと交換します。
口角は片方上げてますが、目は真顔なので正面からではそう見えませんが、角度を付けるとニヤリ顔に見えます。
次に手首パーツが標準開き手とは別に4種類×左右分が付属。
まずは持ち手。穴の空いた持ち手で射出状態のウェブを持ったり、マスクを持ったりすることが可能です。ちなみにご覧の通り脱いだ状態のマスクも付属します。
ちなみに持ち手はマスクを持つために親指が立っているので、デッドプールっぽい「俺ちゃん」ポーズやサムズアップとしても使えます。
次にスパイダーマンお馴染みのウェブ射出ハンド。小指とかめちゃくちゃ細いので取り扱いが若干怖いです。
ちなみに射出ハンドはスタン・ハンセンの「ウィー!」や「しもしも~」的なポーズにも使えます。
次に握りて。穴も無い完全な握り拳の状態です。ファイティングポーズも決まります。
スパイダーマンの近接攻撃と言えばパンチ!
次に指開き手。着地や壁よじ登り時にする、これもスパイダーマンらしいハンドパーツ。
指開き手はジョジョ立ちにも使えます。全身の可動性も含めてかなりのポージングが可能です。
次に射出した状態のウェブが短・中・長が各2つづつで計6本付属。
短いウェブはほぼ同じものが2本付属。射出ウェブは先端の輪っかを手首に通して固定することができます。
中位の長さのウェブも同一のものが2本。短・中ともに片方は穴空き持ち手で握ることが可能です。太さがあるので先端を握るだけで貫通はできません。
長い射出ウェブの1本は片方が90度に折れ曲がっており、ご覧のように穴あき持ち手で持って引っ張るような演出が可能。そこそこ長さがあるので長時間この状態での保持はお勧めできません。
もう1本の長い射出ウェブは片方が開いた状態。もう片方は短・中ウェブと違い細目で。穴空き握り手が貫通しますのでウェブの中程を持つことが可能です。開いた側の中央には穴がありますが、何に使うのか分かりませんが、開いた側にそこそこ重さがあるのでスタンド支えるためのスタンド接続ジョイントかと思われます。ちなみにここに使うのか分かりませんがクリアの接続ジョイントも付属します。
ACTION〈可動〉
首は根元側と頭側でボールジョイント接続。立ち姿時の細かい顎の位置の調整や、頭を大きく正面側に向けることができます。上腕の手前に方の可動部があり、腕自体を大きく前に動かすことが可能です。胴体は胸下と腰がボールジョイントで反るのも屈むのも捻るのも得意です。股関節は引き出し間接により太ももが前に出せるので腰の可動と相まって小さく屈み込めます。腕は肩下でロール、肘関節は二重関節、手首は軸による回転と球体関節により手首を折ることも反ることも可能です。
膝も二重関節+脹脛が太ももの筋肉に収まる造形で大きく曲がります。足首は手首同様。つま先にも可動部があり折ることができます。見ての通りシンプルな造形なので、この素晴らしい可動構造を全て活かすことができ、めちゃくちゃ動きます。
スパイダーマンらしい壁に張り付いたようなポーズ。上から見るといまいち凄さが分からないかもしれませんが…
この低さで、しかも掌と足裏がちゃんと接地するって…どんだけ動くんだよ!
COMPARISON〈比較〉
まずはマーベルレジェンド「キャプテン・アメリカverマーベル80周年」と並んで。キャップの方が身長が高いだけじゃなくムッキムキプロレスラー体型のキャップと細マッチョのスパイダーマンが良い感じです。
次にMCUの影響で師匠的なポジションに見られがちなアメイジングヤマグチのアイアンマンと。こちらもサイズ感含めて良い感じ。同スケールみ見えます。この通り通常の男性キャラより少し身長が低いのが良い感じなんですが、では女性キャラと並べると…
ほぼ一緒。女性キャラと一緒ってどうなの?って思ったらジェシカの身長178cm。スパイダーマンの身長177.8cm。ほぼ一緒だった。マーベルレジェンドとMAFEXってブランド違うのに、ある意味出来過ぎな位のスケール感。では最後に明らかに小さい人と比較。
極端ではありますがマーベルのチビッコ代表ウルヴァリン(マーベルレジェンド)と比較。うん。流石にちゃんとスパイダーマンの方が大きい。身長はスパイダーマンの方が大きいのに横幅はウルヴァリンの方が大きいのも含めてスケール感ぴったり。
IMPRESSIONS【感想】
動きの激しいスパイダーマンのポーズを自在にとれる可動・筋肉や細かい衣装も立体感のある造形・安っぽくならないようシャドーが吹かれた陰影や墨入れまで施された塗装・豊富な射出状態のウェブに加えて素顔パーツ、脱いだマスクまで付く付属品とどれをとっても最高のスパイダーマンだと思います。難点を上げるとしたら手首の軸など繊細な部品があるので破損には注意が必要ということと、可動部が要の方が好みの自分的には若干関節が緩く感じる位かと思います。(緩くはないので本当に好みの問題)
個人的には大きなアクションが出来ることより関節が良く動くので、こんな感じの中腰等微妙なポージングができるのがお気に入りです。
WAY of GETTING【入手方法】
発売は2019年2月ですが、自分が購入を検討したのは多分翌年位だったと思います。その頃には既にプレ値化しており12,000円位で販売してました。「駿河屋」で開封品が9,000円位で売られていたのも検討中に売れてしまい、2019年12月に発売された塗装だけがアニメ塗になったCOMIC PAINTバージョンで妥協するか、マーベルレジェンドで妥協するか迷っていた時に、大阪・日本橋の「ヒーロー玩具研究所」で定価の¥8,580(税込)で販売されていたのを購入しました。
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