2015年3月23日に小学館が発売した初のIDW版トランスフォーマー「ALL HAIL MEGATRON」に続いて、アメコミファンの救世主ヴィレッジブックスが待望のトランスフォーマー初進出を果たしたオンゴーイングシリーズの第1巻(全5巻)に相当する位置付の翻訳コミック「TRANFORMERS FOR ALL MANKIND」のあらすじです。
※本レビューは個人的な感想を多分に含みます。また、諸先輩方に比べて知識不足な点もあるかと思います。予めご了承ください。^_^;
価格 | 2,500円+税 |
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発売日 | 2017年04月14日 |
出版社 | ヴィレッジブックス |
#1.オプティマスの投降
地球に甚大な被害をもたらしたオートボットとディセプティコンの戦争 「オール・ヘイル・メガトロン」から2年…人類はあらゆるトランスフォーマーを憎むようになっており、勝者であるオートボットも人々の前から姿を消さざるお得なかった。2年の間に人類は復興を進め、またトランスフォーマー達を調査することを目的に組織されたアメリカの秘密機関「スカイウォッチ」は、強力な武装で軍事組織へと再編成されていた。そんなある日…
エネルゴンを求めて発電所を襲撃したディセプティコンのブレイクダウンをスカイウォッチの部隊が急襲。人型兵器クラッシュスーツなど強力な武装でブレイクダウンを追い詰め粒子砲でとどめをさそうとするスカイウォッチを見かね、その場に居合わせたオートボットのプロールが救出に動く。その瞬間、トランスフォーマー達を強制的に停止させ、ビークルモードでロックしてしまう抑制器によってプロールは スカイウォッチ に捕らえられてしまう。
プロールが捕まった知らせを受けたオートボット達は、日頃からの鬱憤も加わりホットロッドを中心に司令官オプティマスに対し救出作戦の実行を申し出る。しかし、オプティマスは人類との関係を重視し、作戦を実行しようとはしない。旧友アイアンハイドの説得によりオプティマスは襲撃ではなく潜入による救出と、人類に対する攻撃を禁止し、しぶしぶ作戦の実行を許可する
プロールの捕らえられているスカイウォッチの収容施設に侵入したホットロッド達だったが、ホイールジャックの開発した対抑制器装置により、なんとかプロールを救出したものの、 スカイウォッチ の苛烈な反撃に遭いアイアンハイドが命を落としてしまう。旧友を失い、失意に沈むオプティマスはオートボット司令官の座を降り、自らスカイウォッチに投降する。
#2.ホットロッドの決断
オプティマスが投降してきたスカイウォッチ基地は騒然とする中、メガトロンにとどめをさした人類の英雄であり司令官のスパイク・ウィットウィッキーを基地に呼び戻す。
オプティマスが人類に投降し、残されたオートボット達は混乱したこの状況を何とかしようと、まずはリーダーの選出を行おうとする。しかし、ホットロッドをはじめ数名のオートボット達は人類にうんざりし、地球から脱出しようと基地から出て行ってしまう。
基地から出て行ったホットロッド達は地球から脱出するため大型ロケットにトランスフォームするオメガ・スプリームに協力するよう話をするが、オメガ・スプリームはオプティマスが地球に残る限り動こうとしない。そこにスィンドル達ディセプティコンが現れ、反射的に両軍戦闘を開始する。しかし、スィンドルの“メガトロンが死に、オートボットとディセプティコンの戦争が終わった今、「何のために戦っている?」”という問いにホットロッドは答えられず戦闘を停止、わだかまりを残しながらも共に地球を脱出するため協力することとなる。
一方、オートボット基地に残った面々は投票により次のリーダーをバンブルビーに決めた。困惑するバンブルビーの前に突然サイバトロンの宇宙船が飛来。中から降りて来たのはウルトラマグナスだった。
#3.バンブルビーの困惑
ディセプティコンと手を組むことに苦悩するジェットファイヤーに、ホットロッドはディセプティコンのメンバー「スタントロン」達を復活させるよう依頼する。抵抗を感じながらもスカイファイヤーはスタントロン達の復活に協力する。
一方、サイバトロン基地に現れたウルトラマグナスの目的はアイアンハイドの死とオプティマス投降に関する調査だった。バンブルビーはオプティマス不在のこの混乱を納めるためウルトラマグナスに協力を仰ぐが、ウルトラマグナスは調査のためホットロッドを探しに出て行ってしまった。それに追い打ちをかけるように、トラックスら4名も地球を脱出するため基地から出て行ってしまった。
サイバトロン基地を出たトラックス達4名はホットロッド達に追いつこうと後を追っていたが、突然道路上の地雷が爆発。スカイウォッチの急襲に俊足を誇るブラーを除く3名が捕まってしまう。
投降してきたオプティマスと対面したスパイクは、話の進まないオプティマスとの会話に焦りを募らせていた。そこに連れて来られたのは、基地を出てスカイウォッチに捕まったトラックス達3名だった。
#4.ウルトラマグナスの調査
元ディセプティコンのエリート部隊「シーカーズ」の一員だったサンダークラッカーの回想シーン。先の大戦「 オール・ヘイル・メガトロン」 でディセプティコンを裏切り、その粛清として重傷を負ったサンダークラッカーは、一命を取り留め最終決戦により廃墟と化したニューヨークに潜伏していた。潜伏期間中に様々なメディアから人間を観察し研究し続けたサンダークラッカーは「人間こそが最強だ」 と深い興味を持ちながら地球で復活していた。
ディセプティコンと協力して地球からの脱出を計画するホットロッドに対しスィンドルはさらなる「スタントロン」達 の復活を依頼する。悩みながらもスィンドルのおだてにのせられ了承するホットロッドの元にウルトラマグナスがやって来る。ウルトラマグナスはホットロッドと言い争う中で宇宙船を建造するディセプティコンを見つけ攻撃する。慌てて止めるホットロッドに呆れウルトラマグナスは一旦基地に戻って行く。ウルトラマグナスと揉め、ディセプティコンと組む葛藤を忘れようと作業に没頭するオートボットの面々に、呵責の念を感じながらサンダークラッカーは飛び立って行った。
#5.スィンドルの野望
オプティマスとスパイクの対話は一向に進展を見せていなかった。ただ、会話をする中で少しづつスパイクはオプティマスの考えを知り、また自分の立ち位置が見えつつあった。
スパイクは考えをまとめるために車に乗ってスカイウォッチ基地を出るのだが、ディセプティコンに急襲される。スパイクの乗っていた車はディセプティコンが探していた 「スタントロン」 最後の1人ブレイクダウンだった。なんとか窮地を脱したスパイクだったがブレイクダウンは奪還されてしまう。
一度基地に引き返したウルトラマグナスはバンブルビー達にホットロッド達がディセプティコンと組んでいることを告げ、すぐに襲撃部隊の編制を要請する。バンブルビー達は困惑しながらもホットロッド達の元に向かう。バンブルビー達がホットロッド達のいる完成間近となった宇宙船の元に到着、 押し問答をしている間にスィンドル達が本性を現す。「この船は俺たち (ディセプティコン) が」と宣言すると今まで復活させてスタントロン達が合体。合体戦士メナゾールとなってウルトラマグナスを襲う。
#6.オートボッツアタック!
スカイウォッチによって救出されたスパイクは帰還途中にウルトラマグナスとメナゾールの戦いを目撃する。介入するのは難しいと判断したスパイクは一度帰還しオプティマスのもとに出向く。スパイクの真摯な態度と「市民を守りたい」との言葉に動かされオプティマスはスパイクと共に出撃する。
メナゾールの巨体に大苦戦するウルトラマグナス。あわやという場面でオプティマスが参戦。そのままディセプティコンとオートボットによる大混戦に陥る。混戦の中、窮地のバンブルビーを救うサンダークラッカー。助けられたバンブルビーはオプティマスと共に指揮をとりメナゾールを分裂させ、ディセプティコンの撃退に成功する。
激闘の後、オプティマスはオートボットに戻る意思がないことを告げると、バンブルビーは基地の提供を持ちかけて来たスパイクを信じ、スカイウォッチと共闘することを決める。捜査を続けようとするウルトラマグナスを説得し、なんとかオートボット陣営に加えたバンブルビーだったが、その隙にホットロッドはウルトラマグナスの乗って来た宇宙船を強奪し1人地球を後にした。
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